Arterial Stiffness 動脈壁の硬化と老化

主要文献

文献ナンバー No.10-(17)

Briand M, Dumesnil JG, Kadem L, et al. Reduced systemic arterial compliance impacts significantly on left ventricular afterload and function in aortic stenosis: implications for diagnosis and treatment.J Am Coll Cardiol. 2005 Jul 19;46(2):291-8.
◆大動脈弁狭窄における左室後負荷と機能に全動脈コンプライアンス低下が影響する:診断と治療上示唆するもの◆
大動脈弁狭窄(AS)と全動脈コンプライアンス(SAC)低下はしばしば共存する。その左室機能への影響を、中等度以上のASの208例で検討した。SACは心駆出量と脈圧の比で求めた。後負荷の大体の目安として、弁−動脈インピーダンス(Zva)を算出した。全体を次の4群に分けた。1群:中等ASと正常SAC(77例)、2群:中等ASと低下SAC(50例)、3群:度ASと正常SAC(45例)、4群:高度ASと低SAC(36例)。左室の拡張期不全と収縮期不全の頻度は、1群:60%と6%、2群:86%と12%、3群:82%と16%、4群:94%と31%であった。Zvaを除いて多変量解析をすると、エネルギー喪失指標とSACはともに左室機能不全の独立した予測因子であった。だがZvaを入れると、それが左室機能不全に関与する唯一の血行動態因子となった。ASの診断と治療にはSACを考慮すべきである。
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