Arterial Stiffness 動脈壁の硬化と老化

主要文献

文献ナンバー No.22-(11)

Hidvégi EV, Illyés M, Molnár FT, Cziráki A.. Influence of body height on aortic systolic pressure augmentation and wave reflection in childhood.J Hum Hypertens. 2015 Aug;29(8):495-501.
◆小児において身長が大動脈収縮期圧の増大ならびに波反射に及ぼす影響◆
小柄な小児において波反射が強調されるのはよく知られた現象である。これは身長の違いにより波反射の戻るタイミングが変わることで説明されている。【目的】身長に関して大動脈増大係数(AIx(ao))の基準値と同時に正確に計った収縮期脈波の戻り時間(RT)を比較検討する。【方法】3〜18歳の健康な小児(n=4,619、2,489人が男子)でAIx(ao)とRTをArteriographで測定した。【結果】AIx(ao)は男子で18.6±8.4%から4.7±4.3%へ、女子で22.3±9.2%から8.1±5.1%へと、年齢の上昇につれて減少した。一方、RTは男子で115.5±16.3msから166.7±20.8msへ、女子で106.7±21.9msから158.1±15.5msへと増加した。これらの変化は小児期の間は一定だったが、思春期に入ると穏やかになった。【結論】同じ集団で測定された大動脈脈波速度(PWV(ao))は小児期の間に不変だったので、RTの増加は発育による大動脈長の増加に基づく。思春期以後のRT (Aix(ao))は大動脈長の増減による影響はほとんどないので、PWV(ao)が増加し始める。
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