Arterial Stiffness 動脈壁の硬化と老化

主要文献

文献ナンバー No.22-(15)

Aissopou EK, Argyris AA, Nasothimiou EG, Konstantonis GD, Tampakis K, Tentolouris N, Papathanassiou M, Theodossiadis PG, Papaioannou TG, Stehouwer CD, Sfikakis PP, Protogerou AD.. Ambulatory Aortic Stiffness Is Associated With Narrow Retinal Arteriolar Caliber in Hypertensives: The SAFAR Study.Am J Hypertens. 2016 May;29(5):626-33.
◆携帯式動脈の硬さ指標は、高血圧患者において網膜細動脈径狭小化と関連する:SAFAR研究◆
【背景および研究目的】安静時測定動脈の硬さは心血管疾患発症のリスク指標であり、また、網膜細動脈狭小化と関連する。しかし、動脈の硬さは日内変動を示し、単回測定では覚醒時・睡眠時を含む24時間の動脈の硬さを反映していない。本研究は、心血管疾患を合併しない高血圧症例において、24時間測定および覚醒時、睡眠時測定携帯式動脈の硬さ指標が、安静時測定動脈の硬さとは独立して網膜細動脈径と関連するかを検証した。【方法】高血圧症例181例(平均年齢:53.9±10.7歳、55.2%が男性)において、網膜細動脈・静脈径を測定した。さらに、モービル-O-グラフにより24時間測定および覚醒時、睡眠時測定携帯式動脈の硬さ指標を測定し、SphygmoCorによって安静時測定動脈の硬さ(cfPWV)を測定した。【結果】交絡因子で調節後も、携帯式動脈の硬さ指標は網膜細動脈径狭小化と関連した。睡眠時携帯式動脈の硬さ指標は覚醒時携帯式動脈の硬さ指標より密接に網膜細動脈径狭小化と関連した。携帯式動脈の硬さ指標と安静時測定動脈の硬さ(cfPWV)は、網膜細動脈径狭小化と相互に独立して関連した。網膜細動脈狭小化を検出するには、解析モデルに携帯式動脈の硬さ指標と安静時測定動脈の硬さ(cfPWV)の両者を同時に入力することは有用であり、両指標は同様の網膜細動脈狭小化を判別する能力を有していた。【結論】測定者の測定技量に影響されない携帯式動脈の硬さ指標は、安静時測定動脈の硬さ(cfPWV)と網膜細動脈径の関連に追加情報を提供する。(冨山博史)
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