Arterial Stiffness 動脈壁の硬化と老化

主要文献

文献ナンバー No.22-(3)

Sabbatini AR, Fontana V, Laurent S, Moreno H.. An update on the role of adipokines in arterial stiffness and hypertension.J Hypertens. 2015 Mar;33(3):435-44.
◆「動脈スティフネスと高血圧におけるアディポカインの役割」のアップデート◆
本態性高血圧および治療抵抗性高血圧において、アディポカインとarterial stiffness の関係をアップデートする。アディポカインは、脂肪細胞で産生され、さまざまな病態に関与していることが知られている。なかでも、高血圧における炎症や心血管合併症にも関係している。arterialstiffnessは、高血圧患者にしばしばみられる血管合併症であり、心血管リスクを増大させる。アディポネクチン、レプチン、レジスチンのようなアディポカインは、高血圧自体に影響しているだけではなく、血管の高血圧性変化にも関与している。arterial stiffnessは、心血管イベントの発症予知因子であることが証明されている。肥満とarterial stiffnessのような臓器障害は、ともに高血圧と関連する特徴である。動脈壁の硬化は、治療抵抗性高血圧においても重要な役割を演じている。arterial stiffnessとアディポネクチンのレベルは逆相関し、レプチンとは正相関する。しかし、レジスチンとは有意な相関がない。高血圧が治療抵抗性であればあるほど、レプチン、レジスチンのレベルが高く、アディポネクチンは低い。
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