Arterial Stiffness 動脈壁の硬化と老化

主要文献

文献ナンバー No.23-(1)

Yano Y, Lloyd-Jones DM. Isolated Systolic Hypertension in Young and Middle-Aged Adults.Curr Hypertens Rep. 2016 Nov;18(11):78.
◆若中年者の(孤立性)収縮期高血圧◆
50 歳以下の若・中年者の脳卒中や腎疾患、心血管疾患の悪化による死亡率が増加する傾向にある。この年代における高血圧の頻度が増加していることに警告が発せられているが、この憂慮すべき傾向と関連している可能性が高い。しかしながら、この年代における高血圧のコントロールの仕方については不明な点が多い。(孤立性)収縮期高血圧はその一例である。若・中年者にみられる収縮期高血圧が、大動脈− 末梢動脈間の脈波増幅現象(amplification)が大きいことによる擬似的な“偽高血圧”であるのかどうかは、いまだに議論されているところである。若・中年者の収縮期高血圧は一様ではない。ある者は一回心拍出量の増大があり、他の者では大動脈壁の硬化があり、あるいはその両方を有する。そのため、これらは、一律の方法では高血圧を管理することができない。この集団は、一様に治療するのではなく、収縮期高血圧の病態生理からphenotypeを分類し、トータルの心血管リスクを評価したうえで個別に治療することが、治療のもたらす利益を最も評価することができる。若・中年者の収縮期高血圧の頻度、病態生理、治療について、現在われわれが理解していることをレビューする。
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