Arterial Stiffness 動脈壁の硬化と老化

主要文献

文献ナンバー No.23-(10)

Negishi K, Yang H, Wang Y, Nolan MT, Negishi T, Pathan F, Marwick TH, Sharman JE. Importance of Calibration Method in Central Blood Pressure for Cardiac Structural Abnormalities.Am J Hypertens. 2016 Sep;29(9):1070-6.
◆心臓の構造的異常のための中心血圧の較正方法の重要性◆
【背景と目的】中心血圧(CBP)の較正方法は種々あるが、どの方法による中心収縮期血圧(CSBP)が心臓の構造的異常をより正確に識別する可能性があるか検討する。【方法】心血管危険因子をもつ合計349例(71±5歳、男性161人)の地域に密着した患者に、上腕オシロメトリック法(Mobil-O-Graph)で2つの較正方法(MAP-CSBPとStan-CSBP)でCSBPを求めた。【結果】MAP-CSBPは、Stan-CSBP[149±20vs. 128±15mmHg(p<0.0001)]より高かった。適度な相関であったが、Bland-Altmanプロットでは大きいバイアスと一致の範囲を示した。受信者動作特性(ROC)曲線で、MAP-CSBP は、Stan-CSBP と上腕SBP と比較してLVH を有意によりよく識別した。持続性ネット再分類改善と総合判別改善(IDI)は、MAP-CSBP によるLVH の優れた識別力を実証した。同様に、MAP-CSBPはStan-CSBPと従来の上腕SBPよりLADをよりよく識別したが、Stan-CSBPは従来の上腕血圧より良好な識別力を呈示しなかった。【結論】CSBPは較正方法に依存するところが大きい。そして、オシロメトリックのMAPとDBPを用いることにより、CSBPは心臓の構造的異常のより良好な識別器となる。
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