Arterial Stiffness 動脈壁の硬化と老化

主要文献

文献ナンバー No.23-(12)

Adji A, Kachenoura N, Bollache E, Avolio AP, O'Rourke MF, Mousseaux E.. Magnetic resonance and applanation tonometry for noninvasive determination of left ventricular load and ventricular vascular coupling in the time and frequency domain.J Hypertens. 2016 Jun;34(6):1099-108.
◆時系列ならびに周波数解析による左心室負荷と心室血管カップリングの非侵襲的評価における磁気共鳴とトノメトリー圧測定法◆
【背景と目的】加齢に伴う大動脈の血流パターンと中心(頸動脈)血圧を用い、左心室の負荷として上行大動脈インピーダンスを推定して血管/ 心室相互作用を検討する。【方法】50人の健常者(21 〜 70 歳)の大動脈横断面の血流速度を、速度で符号化された心血管磁気共鳴(CMR)を用いて非侵襲的に計測した。大動脈血圧波の代用として非侵襲的に頸動脈圧波をトノメトリーで測定した。インピーダンスは血圧と流速波形のそれぞれに対応するハーモニックからモジュラスと位相で決定された。【結果】年齢が上がるにつれて50歳を超える人の大動脈流速は、50歳以下の67 ±18 cm/ 秒から48 ±3 cm/ 秒まで低下したが、これは大動脈径が21〜30 歳の2 .5 ±0 .3 cmから61〜70歳で3.3±0.2cmと増加することに起因していると思われる。老化により、増加した大動脈スティフネスから期待されるように、頸動脈血圧増大係数は増加したが、一方で上行大動脈血流の増大係数は収縮中期から後半にかけて減少した。これは左室収縮性の進行性機能障害に起因している。上行大動脈インピーダンススペクトルは以前の侵襲性の研究あるいはモデリングから予測されるたような加齢変化を示した。【結論】CMRは時系列および周波数系列の両方において、若年者と高齢者の間における差異を伴う左室負荷と非侵襲的測定を提供してくれる。
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