Arterial Stiffness 動脈壁の硬化と老化

主要文献

文献ナンバー No.23-(13)

Rosenbaum D, Kachenoura N, Koch E, Paques M, Cluzel P, Redheuil A, Girerd X. Relationships between retinal arteriole anatomy and aortic geometry and function and peripheral resistance in hypertensives.Hypertens Res. 2016 Jul;39(7):536-42.
◆高血圧症における網膜細動脈の解剖学的構造と大動脈の幾何学的構造と機能ならびに末梢血管抵抗の関係◆
【背景と目的】高血圧症例で網膜細動脈の解剖学的構造と大動脈の幾何学的構造と機能ならびに末梢血管抵抗の関係を検討する。【方法】80 人の被験者(52 ±13 歳、男性53 %;23 人の血圧正常者と57 人の高血圧患者で、29 人はコントロール不良高血圧患者であった)を用いて、@新しい非侵襲的RTX1適応光学(AO)カメラ(Imagine Eyes)を用いて網膜微小循環系の上で内腔に対する壁比率(WLR)を測定、A心血管磁気共鳴(CMR)画像診断を用いて、大動脈スティフネスと形状および心拍出量を測定、BSphymoCorXcel装置を用いて中心血圧(BP)と頸動脈−大腿動脈間脈波伝播速度(cfPWV)を測定した。【結果】高血圧患者ではWLRとTPRは有意に高く、大動脈伸展性はより低かった。大動脈拡大と大動脈弓の伸長はコントロール不良高血圧患者にみられた。単変量解析で、WLRは中心血圧、TPRとcfPWVと明らかに相関していた。多変量解析では、WLRが年齢、BMI、性、抗高血圧治療、大動脈径と中心SBPから独立してTPR と関係していた。【結論】年齢は上行大動脈伸展性とcfPWV の主要相関物であった。新しい非侵襲的な血管画像診断法は、大小動脈の老化または高血圧の有害な影響の検出を補完するものであり、AO検査は、微小血管系の解剖学的変化の研究および追跡のための有用な手段となりうる。
この文献の英語文献「PubMed」を参照する