Arterial Stiffness 動脈壁の硬化と老化

主要文献

文献ナンバー No.23-(5)

Bartoloni E, Pucci G, Cannarile F, Battista F, Alunno A, Giuliani M, Cafaro G, Gerli R, Schillaci G. Central Hemodynamics and Arterial Stiffness in Systemic Sclerosis.Hypertension. 2016 Dec;68(6):1504-1511.
◆全身性硬化症における中心血行動態と動脈スティフネス◆
【背景と目的】微小血管性疾患は全身性硬化症(SSc)の特徴であり、大血管疾患のより高い発生率が報告されているが中心血行動態におよぼす影響は分かっていない。【方法】年齢と平均血圧を一致させた34人のSSc女性(年齢61±15歳、罹病期間17±12年、血圧123/70±18/11mmHg)と同数の健常な女性に対してトノメトリー圧測定法(SphygmoCor)を用いて頸動脈−大腿動脈間および頸動脈−橈骨動脈間脈波速度、大動脈増大係数(AI)と大動脈から上腕にかけての脈圧増幅(上腕/大動脈脈圧)を測定した。【結果】両群間で、脈波速度に差はなかった。心拍数75 /分で補正したAI(AIx@75)はSSc 女性でより高かった(30 .9 ±16 %vs.22 .2 ±12 %;p=0 .012)。患者群では大動脈—上腕の脈圧増幅は(1.22±0.18vs. 1.33±0.25;p=0.041)より低かった。SScはAIx@75の上昇と直接的で脈圧増幅と逆説的な独立予測因子であった。【結論】SScの女性は、大動脈増大係数を増加させるとともに大動脈−上肢動脈の脈圧増幅を減少させるが、大動脈や四肢動脈のスティフネスの変化はなかった。SScにおいて微小血管性病変は大血管硬化に先行して起こる。
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